VF2DNP を使って動的にフォントを生成する

DNP フォントを予め作成して保存しておくとかなりディスクを取られてしまうので、 vf2dnp 1.0a を使って動的に生成することを考えます(そして利用頻度の低いフォントは cron などで定期的に消去してしまえば良いでしょう)。

但し、virtual font + dvips では縦書き文書はうまく扱えないようなのでここでは文書は横書きであるとします。 また vf2dnp で明朝、ゴッシック以外の font を扱うとなると何らかの工夫が必要になるので、 日本語フォントはこれらに限られると仮定します。

必要な作業は MakeTeXPK から vf2dnp を呼ぶようにすること、及び special.map に DNP フォントのエントリを加えることです。それぞれ MakeTeXPK に vf2dnp による処理を加えるためのパッチ、及び special.map に DNP フォントを加えるパッチ を当てて下さい(手作業でも大した手間ではありません)。

注意:MakeTeXPK のパッチでフォントが DNP フォントであるかどうかを判定する部分はかなり単純です。 必要ならば DNP フォント一覧のファイルを作り、 そのエントリと比較するようなルーチンを作成する(PS フォント判定はこのように行っているようです)などの工夫をして下さい。

またこのパッチでフォント名を処理している部分は本来は MakeTeXnames あたりに入れるものだと思いますが、 大昔に作ったパッチをまた作り直すのは面倒なので....。

またさらにこのパッチは現在の mktexpk などには直接は当らないと思います。しかし行っている内容は単純なので容易に変更出来るのではないかと思います。