力学II

もくじ

2003/09/29 改定

この授業の概要

この授業では解析力学を扱います。解析力学とは力学、平たく言えば Newton の運動方程式とそれに関連する事項、を数学的に整頓し書き直したものです。その結果として運動方程式を直接扱うのに比べて遥かに使いやすい枠組が得られるほか、力学以外の分野への応用まで開けて来ます。

前提となる知識

幾つかの数学的な知識と物理的な知識が前提です。

仮定する数学は一年生で学ぶ微分積分学と線型代数学です。集合論は記号や概念の定義を記憶し意味を理解していれば問題ないと思います。とは言っても二年生が対象なのであまり難しい数学は使いません。しかし簡単な数学を非常に複雑に組み合わせることは多々あります。その結果慎重に式を検討しないと何のことか分からない、という可能性は生じます。

次に仮定する物理学ですが、それは力学Iの内容です。この内容を理解していないと、何故に解析力学なるものを考えるのか理由が分からないでしょう。

授業計画など

大学のホームページ から辿れる高等共通システムセンターのページにシラバスが掲載されています。ほぼこれに沿って授業を進めます。