グレブナー 若手集会 のお知らせ.

下記要領で表記研究集会を行いますので御案内申し上げます.

Date:
2015年1月31日 (土曜日) --2015年2月2日 (月曜日)
Venue:
信州大学 松本キャンパス 理学棟
1/31, 2/1:講義棟2階 2番教室
2/2: A棟4階 数理自然情報合同研究室(401号室)
[アクセスマップなど]

プログラム (tentative)

1/31(土)

講義棟2階 2番教室

15:30-16:30
沼田泰英 (信州大学 理)
マッチング数とピタゴラス数について.
既約ピタゴラス数を マッチング数として持つグラフの族について, 門井智江氏との共同研究で得られた結果を紹介する.
17:00-18:00
鹿間章宏 (大阪大学)
辺凸多面体の分離可能性について

2/1(日)

講義棟2階 2番教室

10:00-11:00
木村杏子 (静岡大学)
Dominating induced matching をもつ有限グラフの unmixed 性
本講演は、日比孝之氏、東谷章弘氏、土谷昭善氏との共同研究に基づく。 講演者は、日比孝之氏、東谷章弘氏、Augustine B. O'Keefe 氏との共同研究において Cameron--Walker グラフに付随するエッジイデアルの環論的性質を調べた。 Cameron--Walker グラフは誘導マッチング数とマッチング数が一致するグラフである。 本講演では、その条件をもう少し弱めたグラフのクラスについて、 それに付随するエッジイデアルの環論的性質を考察する。
11:30-12:30
亀山 統胤 (信州大学 理)
基底の計算による自由加群の分類
環Rのフロベニウス拡大となるような自由R-加群Aの作成において, Aの基底の間の積を考察することによりAがどのように分類されるのかを考察する.
(Lunch)
14:00-15:00
藤原 洋志 (信州大学 工)
円周n等分点への質点配置問題
次の性質を満たす自然数の組(n,m)について考察する:R^2上単位円周のn等分点 の、m個からなる部分集合が存在して、その各点にそれぞれ単位質点があるとき 重心が原点に合う。
(Tea break without tea)
15:30-16:30
関口 良行 (東京海洋大学)
多項式最適化問題と実代数
実代数における非負多項式の表現定理と実零点定理が, どのように多項式最適化問題の解法に用いられるかを解説する.
17:00-18:00
田中 康平 (信州大学 経)
位相圏のオイラー標数について

2/2(月)

A棟4階 数理自然情報合同研究室(401号室)

9:30-10:30
松田 一徳 (立教大学)
半順序集合に付随する正規 Gorenstein Fano 多面体
本講演は日比孝之氏(大阪大学)、大杉英史氏(関西学院大学)および柴田和樹氏(立教大学)との共同研究である。 大杉-日比により、単模行列に付随する中心的対称多面体は、正規 Gorenstein Fano 多面体と なることが知られている。 本講演では、単模ではない行列に付随する中心的対称多面体で正規 Gorenstein Fano となる 例を、半順序集合を用いて構成する。
11:00-12:00
松田 一徳
Cohen-Macaulay環の重複度と埋入次元の比
本講演は吉田健一氏(日本大学)および千葉隆宏氏(名古屋大学)との共同研究である。 Sally により示された、Cohen-Macaulay環における次元、重複度、埋入次元の3不変量間において 成り立つ不等式は、重複度と埋入次元の比の下限が、次元のみに依る関数で与えられることを 示唆している。そこで、上限に関しても、同様に次元のみの関数で与えられないか、という問題が 自然に考えられる。本講演では、この問題に対し、日比環を例として考察する。

注意

各講演のアブストラクトはこちら.

プログラムは当日急遽変更する場合があります.

土曜日と日曜日は施錠されています. A棟の自動ドアが開く予定ですので, そちらから入り二階から講義棟2番教室に来て下さい. 2/2は会場が変更になりますので注意して下さい.

教室は黒板のみの部屋となっています. プロジェクタ, OHP, 書画カメラなどは使えないことに注意してください.

1/31(土)に懇親会を松本駅周辺で行いたいと思います. 会場の予約のため, 懇親会に参加される方は, 1/25までに, 沼田 (nu at math shinshu-u ac jp) へご連絡下さい.

土曜日, 日曜日は休日ですので, 施錠の関係があり, もし遅れて参加される予定のある方は, 念の為 沼田 (nu at math shinshu-u ac jp) までご連絡下さい.

過去の若手集会