SLP, 最近の話題

Date

2019年3月22日 (金) -- 24日 (日)

Venue

信州大学松本キャンパス.

[キャンパスマップなど]

Schedule (Tentative)

2019年3月22日 (金)

14:30 -- 15:30
矢澤明喜子
完全グラフと完全二部グラフのヘシアンの固有値と強レフシェッツ性について.
16:15 -- 17:15
前野俊昭
ポリマトロイドから定まるゴレンシュタイン環.

2019年3月23日 (土)

10:00 -- 11:00
渡辺純三
Principal radical system and coinvaiant algebras 1.
11:45 -- 12:45
渡辺純三
Principal radical system and coinvaiant algebras 2.
Lunch
14:30 -- 15:30
栗林勝彦.
分類空間のラベル付き開閉場の理論に現れるホイッスル作用素の非自明性について.
2011年,C. Guldberg により Lie 群Gの分類空間のホモロジー上に 2次元の開閉場の理論が導入された。これは,D. Chataur と L. Menichi による閉理論 の拡張であり,G の部分群によりラベル付けられた場の理論である。その中で重要な, 開理論と閉理論を繋ぐホイッスル作用素に関して,極大閉部分群でラベル付けられた 場合の(非)自明性について解説する。非自明性の証明の鍵となるのは, 1970年代後半から L .Smith 等により活発に研究されていた Eilenberg-Moore スペクトル系列の計算手法とある多項式環上のトージョン関手 に現れるポアンカレ双対性 (L. Smith 1982)である。
16:15 -- 17:15
和地輝仁
q-多項式とレフシェッツ性

2019年3月24日(日)

10:00 -- 11:00
長岡高広
単純グラフから定まる環の強Lefschetz性とHodge-Riemann関係式.
一般に単純グラフからキルヒホッフ多項式と呼ばれる斉次多項式が定義される。さらにキルヒホッフ多項式から自然にあるArtin Gorenstein環が定義される。今回この環について1次の所での強Lefschetz性(さらにHodge-Riemann関係式)を示すことができたのでその結果を紹介する。証明のキーとなるのはキルヒホッフ多項式がstrict log concave性を満たすこと及び, 完全グラフのキルヒホッフ多項式がある概均質ベクトル空間の既約相対不変式として実現されるということである。本研究は信州大学の矢澤明喜子氏との共同研究である。
11:45 -- 12:45
沼田泰英
対称多項式のHessianについて.

Misc

発表に使用できる機材はこちらを確認してください.

土曜日と日曜日は建物は施錠されています. A棟1階の自動ドアのみ解錠されています. 入り口が限られていますので注意してください.

Organizer

この研究集会は, 参加申込みは必要ありません. お問い合わせは, 沼田泰英 (信州大学, nu at math.shinshu-u.ac.jp) まで.