TeXLive 2019 のインストール
TeX には色々なディストリビューションがありますが、ここでは最もユーザー数の多いと思われる TeXLive (TeXLive2019)
の MS Windows (Windows 10) へのインストールについて説明します。
TeXLive のインストールについては TeX Wiki など、
多くのホームページに書いてあります。
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Installing TeX Live over the Internet
からインストーラ install-tl-windows.exe をダウンロードします。
このファイルを右クリックし「管理者として実行」します。
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はじめの選択画面では「unpack only」を選びます。
unpack するディレクトリを指定します。
分かりにくいですが、次の画面で「install」を選ぶと unpack されます。
unpack が終わったら「close」して下さい。
(ここで「unpack only」でなく「install」を選べば、全て自動ですべてのパッケージがインストールされます。
ディスク容量などに問題がなければそれでも構わないでしょう。)
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unpack したディレクトリに install-tl-windows.bat があるので、
これを右クリックし「管理者として実行」します。
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「高度な設定」を選びます。
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「スキーム」を「full スキーム (すべて)」から「minimal スキーム (plain のみ)」に変更します。
また不要と思われるもののチェックを外しておきます。例えば
「font と macro の doc ツリーを導入」、
「font と macro のソースツリーを導入」あたりはいらないでしょう。
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「install」ボタンを押します。
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しばらく待てば (私の環境では 3 分程度) インストールが終わります。
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無事にインストールが済めば Windows のメニューに「TeX Live Manager」という項目ができています。
ここからパッケージの追加、更新などが行えます。
- 最小インストールにしておいたので、「TeX Live Manager」でパッケージを追加します。
私には、各パッケージについての詳細はよく分かっていませんが、
- collection-langjapanese
- collection-latex
- collection-latexextra
- collection-latexrecommended
- collection-mathscience
を追加してみました。ダウンロード、インストールにはそれなりに時間がかかります (私の環境では 20 分程度)。
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以上でインストールは完了です。C:\texlive ディレクトリのサイズは 1 GB 程でした。
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Windows のメニューから TeXworks を開いて動作確認をします。
日本語の文書をよく書くのであれば「編集」-> 「設定」->「タイプセット」で、
ディフォルトを pLaTeX にしておくと良いでしょう。
問題なく PDF ファイルが作成できれば動作確認完了です。
beamer によるプレゼンテーション用のファイルもこれで作成できます。
インストール後も、必要なパッケージがあれば「TeX Live Manager」で追加、更新が簡単に行なえます。
また TeXworks に辞書ファイルを追加してスペルチェックを行うことも簡単にできます。
TeXworks で日本語を入力するとき、変換中の文字が表示されなくなるときがあります。
このときは TeX Wiki にも書いてあるように、設定の「現在カーソルのある行をハイライトする」のチェックを外すことで対応できます。
TeXLive のアンインストール
TeXLive が気に入らない、などの理由で TeXLive をアンインストールしたいこともあるでしょう。
この場合も TeXLive ならば簡単です。
Windows アプリとして管理されていますので、通常のアプリと同様にアンインストールできます。
ただし、C:\texlive と C:\ユーザー/<<ユーザー名>>/.texlive2019 は削除されません
(ディレクトリ名は環境によって異なるかもしれません)。
これは個別の設定を残すためです。不要ならば削除して問題はありません。
Akihide Hanaki (2019/12/27) もどる