2014年3月5日(水)-7日(金)
5日2:00PM - 7日11:00AM
ハイパー群上の調和解析
講演者:山中 聡恵氏,釣井 達也氏 (大阪府立大学)
会場:信州大学工学部・講義棟201号室


2014年2月14日(金)
3:30PM - 5:00PM
Remarks on low energy approximations for Feynman path integrals on the sphere
講演者:宮西 吉久氏 (大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻数理科学領域)
We shall define the oscillatory integrals by action integrals, Van Vleck determinant and Dewitt curvature. Our method employs action integrals along the shortest paths. By using the method of low energy approximations, we have the strong but not uniform convergence of time slicing Feynman path integrals for low energy functions.
会場:信州大学理学部A棟4階数理・自然情報合同研究室
講演の記録:講演のスライド


2013年10月29日(火)
3:30PM - 4:30PM
ジグザグナノチューブに付随する量子グラフ上の周期的シュレディンガー作用素のスペクトルについて
講演者:新國 裕昭氏 (前橋工科大学)
本講演では,カーボンナノチューブのひとつであるジグザグナノチューブに対応する量子グラフ上の周期的シュレディンガー作用素のスペクトルについて考察する。 量子グラフの各頂点では,デルタ型の頂点条件を与えてスペクトルを調べる。 考える作用素は,ネックレス状の量子グラフ上に定義されたいくつかの周期的シュレディンガー作用素とユニタリ同値になるため, そのうちのひとつのスペクトルが特別な条件下でバンド構造を持つことと,各バンド端の漸近挙動に関する結果を紹介する。
会場:信州大学若里キャンパス,工学部図書館2階,セミナー室
講演の記録:講演のアブストラクト, 講演のスライド


2013年8月29日
 
合成作用素とC*環
講演者:濱田 裕康氏 (九州大学)
L^2空 間上の合成作用素についての基本事項を説明した後, 合成作用素と掛け算作用素から生成されるC*環を具体的な場合に考察します. また,L^2空 間を単位開円板上のHardy空間に変更 した場合についても述べたいと思います.
会場:数理・自然情報合同研究室
講演の記録:講演のノート(+Open Problems)


2013年6月21日
 
2次元複素空間形の実超曲面について
講演者:昆 万佑子氏 (信州大学)
複素空間形の実超曲面に対しては,これまでにも豊富な結果が得られているが,その多くが複素空間形の複素次元が3以上であるという条件が課されていた. 最近構成されたIvey, Ryanによる2次元複素空間形の実超曲面の具体例を紹介し,その具体例に関わる分類定理を述べる. さらに,複素空間形の実超曲面に対する一般的な条件であるHopfの条件を拡張し,構造ベクトル場がリッチテンソルの固有ベクトル場であるという条件のもと, リッチテンソルに関するいくつかの分類定理を得た.特に,2次元複素空間形の実超曲面に対する結果を述べる.
会場:数理・自然情報合同研究室


2013年5月13日
 
非局所コンパクト群の解析的側面
講演者:松澤 泰道氏 (信州大学)
局所コンパクトでない位相群はHaar測度を持たず、研究が難しくなります。本公演ではそのような位相群の中でも、Polish群と呼ばれる、適当な可算性を持つ群の解析的側面についてお話しします。
会場:数理・自然情報合同研究室


2013年5月13日
 
Introduction to Costello's formulation of perturbative quantum field theory
講演者:五味 清紀氏 (信州大学)
最近, Kevin Costelloにより, 摂動的量子場の理論の数学的な定式化が与えられた. 彼の定式化は,低エネルギー有効相互作用と繰り込み群方程式を中心に据えた, 数学的に見通しのよいものである. この講演では,コンパクト多様体上のスカラー場の理論の場合に, 作用汎関数とこの定式化における理論が1対1に対応する, という定理とその概要を説明する.
会場:数理・自然情報合同研究室
講演の記録:講演のノート