2016年2月2日
10:00PM - 16:30PM
理想ボース気体について
講演者:松澤 泰道
(信州大学)
会場:信州大学教育学部N302教室
2016年1月25日
13:00PM - 16:30PM
自由ボース場における平衡状態への緩和
講演者:松澤 泰道
(信州大学)
会場:信州大学教育学部N203教室
2015年12月24日
10:00PM - 11:30PM
量子ウォークにおけるトポロジカル相
講演者:小布施 秀明 (北海道大学)
量子ウォークとは、古典的なランダム・ウォークを量子力学へと拡張した理論モデルであり、時間発展演算子を導入することにより系の量子力学的ダイナミクスを記述する.量子ウォークの基本的な性質を理解する上で、ウォーカーの存在確率の「線形的な拡がり」と「局在化」の2つは、極めて重要である.局在化とは、無限時間極限において、ある位置での存在確率が正の有限の値となることであり、近年、系のパラメーターが空間に依存する非一様系量子ウォークにおける局在化についての研究が活発に行われている。
本講演では、量子ウォークにおける局在化に関し、過去10年間、物性物理学の研究分野で目覚しい発展を遂げているトポロジカル絶縁体の観点から理解を進める研究について紹介する.このアプローチにおいて中心的な役割を果たすものは、時間発展演算子の対称性、トポロジカル不変量、バルク-エッジ対応である.これらを用いることにより、どのように量子ウォークの局在化の有無を明らかにするのかについて、数学的な厳密解が得られる1次元2相系量子ウォークを例に挙げて説明する。
会場:信州大学工学部(長野(工学)キャンパス)図書館2階グループ学習室(松本と中継)
2015年12月18日
10:30PM - 16:30PM
KMS状態と富田竹崎理論
講演者:松澤 泰道
(信州大学)
会場:信州大学教育学部N302教室
2015年12月7日
4:30PM - 6:00PM
The Schrödinger Formalism of Electromagnetism for Gyrotropic Materials and Its Topological Classification
講演者:Max Lein
(東北大学, AIMR)
In this talk I will derive and discuss a model for electromagnetic waves propagating in a gyrotropic medium. Here, the material weights which phenomenologically describe the interaction between the wave and the medium are no longer purely real. We will show how to “complexify”the theory of electromagnetism and recast the dynamical Maxwell equations in Schrödinger form; in this framework, the electromagnetic wave \Psi = (E,H) takes the place of the wave function and the Maxwell operator plays the role of the hamiltonian. The fact that electromagnetic waves are real gives rise to a grading of the Maxwell operator M = M_+ \oplus M_- into a positive frequency contribution M_+ and a negative frequency contribution M_-. The symmetry associated to the grading, \sigma_1 \otimes \C, is an even particle-hole-type symmetry, and can never broken by design of the model. This grading leads to a much richer topological classification theory where the Maxwell operator can belong to several topological classes and even different realizations of the same class at the same time.
会場:信州大学理学部A棟4階数理・自然情報合同研究室
2015年11月26日
4:30PM - 6:00PM
スピンボソン模型のKMS状態について
講演者:松澤 泰道
(信州大学)
有限逆温度のスピンボソン模型の紹介をする。
会場:信州大学教育学部N302教室
2015年11月9日
3:00PM - 4:00PM
有限逆温度のスピンボソン模型
講演者:松澤 泰道
(信州大学)
有限逆温度のスピンボソン模型の紹介をする。
会場:信州大学教育学部
2015年10月19日
3:00PM - 4:00PM
量子トモグラフィーにおける最適なPOVM
講演者:岡田 俊樹
(信州大学)
量子トモグラフィーは未知の量子を決定する際に用いられる手法である.
未知の量子の情報を得るためにはPOVMを用いた観測を行わないといけないが,観測結果には確率が関わってくるため,どうしても誤差が生じてしまう.
本講演では,この誤差と,誤差を最小にするPOVMについて考察する.
会場:信州大学理学部A棟4階数理・自然情報合同研究室
2015年7月6日
3:00PM - 5:00PM
1次元量子ウォーク
講演者:鈴木 章斗
(信州大学)
最近流行の量子ウォークとは何か。今回は、1次元格子上の量子ウォークの導出と基本的な性質を中心に考察したい。
会場:信州大学工学部(長野(工学)キャンパス)図書館2階グループ学習室
2015年6月8日
4:30PM - 6:00PM
量子ウォークのチュートリアル
講演者:鈴木 章斗
(信州大学)
最近流行の量子ウォークとは何か。さまざまな分野との関連が指摘され、研究者ごとにさまざまな模型が研究されているのだが、
すべての量子ウォークを包括するような統一的な量子ウォークの定義となるとよくわからない。
本講演では、量子アルゴリズムから発見されたグローバーウォークから出発して、
いろいろな具体例を概観しながら、既存の量子ウォークを包括するような定義について考察する。
また、時間があれば、そのような量子ウォークの定義から導かれる量子ウォークの基本的性質についても触れたい。
会場:信州大学工学部(長野(工学)キャンパス)図書館2階グループ学習室(松本と中継)
2015年4月27日
4:30PM - 6:00PM
量子論理に基づくHilbert空間形式の量子力学の再構成
講演者:古賀 実
(名古屋大学)
所謂Hilbert空間形式の量子力学では物理量や状態はそれぞれ,Hilbert空間上の自己共役作用素や密度作用素として表現されます.
一方,実験的に検証可能なデータに含意で順序を定めた半順序集合に基づく量子力学の公理化の方法として,Mackeyの量子論理があります.
量子論理の研究目的の一つに,量子現象に応じた条件の付加によるHilbert空間形式の量子力学の再構成があります.
再構成に必要な条件の探求は,新しい量子力学の原理探求に相当すると考えられます.
本講演では,Mackeyによって提案された量子論理を取り上げ,Hilbert空間形式の量子力学の再構成についてのこれまでの取り組みをご紹介します.
会場:信州大学理学部A棟4階数理・自然情報合同研究室
2015年4月20日
2:15PM - 4:30PM
von Neumann環のnormal stateとpredual
講演者:大野 博道
(信州大学工学部)
会場:信州大学理学部A棟4階数理・自然情報合同研究室