texmf.cnf の設定

基本的な約束

texmf.cnf は kpathsea ライブラリを利用する各種プログラムの 標準的なサーチパスを設定するファイルです。 そのフォーマットは通常
環境変数名[.プログラム名] = サーチパス
となっています。ここで ".プログラム名" はオプションです。 書き方の主な規則は次のようです(詳しくは kpathsea.info を参照)。 さらにサーチパスにおいて 以上を踏まえた上で幾つかの設定を行ってみましょう。

設定の実際

よほど変わったことをしない限り特に変更する部分はありませんが、 幾つかめぼしいポイントを拾ってみます。なおここでは LaTeX 環境は完全に 2e であるとし、古い 209 の方は完全に無視します。 なおファイルを変更したならば、一番初めにある
% original texmf.cnf -- .....
の "original" を適当に(例えば "local" などに)変更しておきます。 これによりせっかく書き換えた texmf.cnf を次回のインストール作業中に誤って上書きしてしまう事故を防ぐことが出来ます。 これは他の mktex* のファイルたちにも当てはまります。