なおここでは JTeX による dvi ファイルを virtual font を使って pTeX のものに置き換えることで多書体化を行います。xdvik や dvipsk などを JTeX 寄りに設定している場合は 「プリンタ内蔵フォントを使わない環境」の項をご覧下さい。
% foreach i (dm*.tfm)
cp $i `echo $i | sed -e 's/dm/gy/'`
end
n2a: mkn2avf -mkdir vf-n2a ./MKNTT2ASC dm min ${JFM} vf-n2a ./MKNTT2ASC dg goth ${JFM} vf-n2a ./MKNTT2ASC gy gyo ${JFM} vf-n2aのように三番目のエントリを付け加えれば良いでしょう。dm と dg のエントリは不要ならばコメントにしておきます。 この作業の後で
% make n2aを実行します。
\documentclass{j-article}
\makejfontdata{gy10}{gy}{10}{10}
\jfont\gyo=gy10
\begin{document}
\gyo 行書体の文。
\end{document}
JLaTeX2e 用の style file などは用意してありませんが、標準の JPdn.fd 等を参考にすれば作るのはそれほど難しくはない(未確認)と思います。
xdvik の設定は "gyo" が正常に表示されればこれ以上は特に必要ないようです。 dvipsk も "gyo" が扱えるようになっていればやはり設定は不要です。
但し n2a の virtual font をインストールしない場合、 これはプリンタ内蔵フォントを仮定しない場合 にこの可能性が最も高いと思うのですが、この時は xdvik のために vfontmap にエントリを作成する必要があります。dvipsk の方は?です(vf2dnp を使うようにすれば可能)。