フォント定義ファイルとスタイルファイル

これまでの作業で新しいフォントを使える環境になっているはずですが、 pLaTeX2e で新しいフォントを使うには、 フォント定義ファイルとスタイルファイルを作成しておくと便利です。 詳しい作成方法については「The LaTeX Companion」や「日本語 LaTeX2e ブック」 等を御覧下さい。ここでは先程からインストールしている Ricoh 製の HG行書体のほか、HG教科書体、HG正楷書体の三つについて pLaTeX2e 用に私が作成したものを挙げるだけにとどめます。 非常に簡単なものですが参考にはなると思います。

以下これらのスタイルファイルの使い方について簡単に記します。 まず、それぞれの書体を使う時のパッケージ名とフォント指定のためのコマンドとをまとめます。

書体パッケージ宣言コマンド
行書体gyosho\gyfamily\textgy
教科書体kyokasho\kkfamily\textkk
正楷書体seikaisho\skfamily\textsk
プリアンブルでの宣言はそれぞれの書体に応じて
\usepackage{gyosho}
\usepackage{kyokasho}
\usepackage{seikaisho}
との如く記述します。 使用例としては例えば
\documentclass{jarticle}
\usepackage{gyosho}
\begin{document}
明朝体。\textbf{ゴッシク体。}\textgy{行書体。}
{\gyfamily 行書体の長い文。}
\end{document}

Xdvik と Dvipsk の設定
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