Xdvik のインストール

必要なファイル

(1) xdvik 本体 (2) 日本語化パッチ (1) についてはCTANから入手出来ます。また (2) については山賀正人さんのxdvi日本語化・機能拡張のページから入手出来ます。 また作者である中右浩二さんのページUNIX管理の覚え書きからも取得できます。

なお WWW ライブラリ (w3c-libwww) は xdvik に添付されているようです。

インストール

  1. texk を展開した方は既に texk-7.2 の下に xdvik ディレクトリが存在するはずです。 一方最小限の構成でインストールする方の場合はここで xdvik のソースを展開します。
    % tar zxvf xdvik-20c.tar.gz
    % mv xdvik-20c/xdvik $WORK/web2c-7.2
    % mv xdvik-20c/libwww $WORK/web2c-7.2
    % rm -rf xdvik-20c
  2. パッチを当てます。
    % patch -p2 < xdvik20c-j1.0p0.patch -C $WORK/$TEX/xdvik
  3. Makefile を作成します。
    % cd xdvik
    % ./configure
    ここでフォントの使い方や dvi->ps に使用するドライバに応じて様々なオプションが指定できます。 添付されている README.xdvik20a-j1.1.patch をご覧下さい。

  4. 必要ならば config.h を編集して default の動作を変更します。 特に印刷関係のコマンドを変更することが多いと思います。 なおリソースファイルを作成することでも設定を行うことが出来ます。

  5. コンパイル&インストールします。
    % make
    % make install
    make install を実行する前に /usr/local/share/texmf/xdvi を作成しておく必要があるかも知れません。

    なお多分 make は最後の link の部分で libVFlib.a が見つからずに失敗すると思います。これは Makefile 中の VFlib=-lVFlib を VFlib=-lVFlib2 に書き換えることで解決出来ます。

  6. vfontmap を /usr/local/share/texmf/xdvi に作成します。 初めのエントリは TeX でのフォント名、 後のエントリは vfontcap に記述されている名前です。 参考までに 標準的な vfontmapを挙げておきます。
xdvik のインストールは一応おしまいです。一応というのは、まだ表示テストを 行っていないためです。表示テストは texmf.cnf 及び mktex* 関係 の設定を済ませた後の方が良いので、ここでは取り敢えずこのままにしておきます。